【 マジックメイズ (Magic Maze) 】

【基本概要】
プレイ人数:2〜7人
プレイ時間:15分くらい


2017年ゲーム大賞の最終候補に残った、リアルタイム協力ゲーム


どんなゲームかっていうと、プレイヤーそれぞれに「北に進む」「南に進む」「エスカレーターを上がる」「タイルをめくる」などのアクションが割り振られ、それらを駆使してドワーフなどのヒーローを動かして、それぞれのヒーローが必要とするアイテムを集めたら、制限時間内にショッピングモールから脱出する、という協力ゲームです。


特徴的なのは、コミュニケーションの手段が限られていること! なんと、喋ってはいけない! ですから、言いたいことが伝わらない! ゆえに、協力ゲームにありがちで最大の欠点となる奉行問題が発生しない! すごい!


さらに、制限時間がリアルに砂時計で感じられるので、焦る焦る。コミュニケーションの限界がさらに焦りを加速させ、プレイ中はもどかしさでいっぱい! でも1プレイが15分程度と軽いので、笑ってしまう場面もあってめっちゃ楽しい! 相手がしてほしいことを理解した(と、思い込んだ)時は意外とアハ体験ですしね(無言なので、本当に相手がそれを望んでいたかどうかは知る由もない^^;)


短いプレイ時間、
リアルタイム
コミュニケーションの限定、
そして協力プレイ。



この組み合わせ、サイコーですね! 割り振られたアクションによっては、あんまり活躍の場がないかもしれませんが、その分大局を見渡せるのもあり、まぁ、退屈はしません。


惜しむらくは、テーマが全くあってないこと。なぜにファンタジー!? これ、このゲーム性ならゾンビでしょ!!! ゾンビでショッピングモールからの脱出でしょ!!! 足りないのはテーマ! テーマだよ!

ゲーム大賞を逃したのは、テーマがあってないからだな。うん、間違いない^^;


ああ、それと、初プレイの人がいるなら、必ずチュートリアルをしてあげてくださいね。最初の砂時計の1回転くらいまででも良いので。そうしないと、ゲームが始まっても意味不明なまま、何の役割も果たせずに、しかしアハ体験も得られぬままに他者からの突き上げを食らってただ過ぎていく時間に苛まれてしまいます……笑

兎にも角にも、シナリオも複数入っていて、短時間で遊べる協力ゲームですから、ワイワイ遊ぶのにオススメです!

タグ: 軽量級  ファンタジー  みんなで  ワイワイ  リアルタイム  協力 

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【 ゾン噛ま PARTY!! ~ゾンビにかまれて~ 】

【基本概要】
プレイ人数:3~6人(+拡張で 〜8人まで)
プレイ時間:5分

以下のレビューは拡張込み。

ぶっちゃけ、これで遊ぶなら「絶対拡張込み」!! 「絶対」です。単体で持ってるなら今すぐ拡張をポチってください。


さて、本文。またもやショートレビューです。なかなか時間をとって本格レビューを書けません。

前回「そっとおやすみ」をレビューしましたが、ルールはそれとほとんど同じです。
そっとおやすみ 【ショートレビュー】

同じカードが揃ったら、誰にもそっと手札を伏せるだけ。一番最後まで手札を伏せられなかったウスノロさんが、ゾンビに噛まれて死亡、という。

「そっとおやすみ」がドラフトすることでカードを揃えていったのに対し、こちらは山札から引くことで手札を揃えていいきます。ですから、誰かが伏せたかどうかの集中が切れる時が、山札からカードをドローするときと、手札からカードをプレイするときの二度存在することになります。

さらには特殊カードがあるので、それによっても集中力が切れやすくなり、より相手が伏せたのに気づきにくくなっています。これは本家「そっとおやすみ」のパクリのように見えますが、楽しさは本家の上位版! 「そっとおやすみ」のルールを読んだときのワクワク感は、実プレイで肩透かしになっちゃったけど、後発の「ゾン噛ま」が見事にそれを昇華!

本家より断然こっちのが良い!!

さらに拡張も入れると、特殊効果カードがガツンと増えて、よりワチャワチャして楽しくなる! 大人数で集まる機会があるなら、マストバイ! 拡張入れたら3,000円超えちゃいますが、細かいことを言っている場合ではない! なくなる前に買うのだ!!!!


しかし!!!


もう一度言いますが、これから買うなら絶対に拡張も一緒に!!! 特殊カード満載の方が、この手のゲームは間違いなくおもしろい!!! 拡張買うつもりがないなら、そもそも買わなくてヨシ!!




ゾンビ特集。ゾンビ映画のイチオシ↓
「ショーン・オブ・ザ・デッド」 監督:エドガー・ライト(ホラー・コメディ)

タグ: カードゲーム  軽量級  みんなで  ゾンビ 

【 そっとおやすみ 】

【基本概要】
プレイ人数:3〜7人
プレイ時間:5分

カードをドラフトして、4枚揃ったら誰にも気づかれないようにそっと伏せる。他のプレイヤーは、誰かがカードを伏せたのを確認したら、カードが揃ってなくてもそっと伏せる。で、一番伏せるのが遅かった人がおねむちゃんになるという子ども向けゲーム。

すごろくやで日本語版として再販しましたが、それまでは結構なプレミア価格であったというのは有名な話、らしい。

さて、この「そっとおやすみ」、ルールを聞いた時にはめっちゃ面白そうと思ったけど、実際にやってみるとカードが結構揃いすぎるし(ジョーカーの枚数が多い)、ドラフトする中で誰かが伏せるか伏せないかに気を配るだけなので、意外と単調です。

それは、システムの中にプレイヤーの注意をそらすものが存在しないから。

不慣れな最初こそ「あいつまだ気づいてねークスクス」というのがあるけど、2〜3ゲームやれば、誰かが伏せた瞬間に他のプレイヤーも伏せるスピード勝負に変わってしまって、ゲーム性が作者の意図したものと全く異なるものに変貌してしまうのが気になりました。

このゲームみたいに相手の目をかいくぐって何かするのがゲームの面白さに直結しているシステムだと、「いかさまモス(Mogel Motte)」(いかさまゴキブリ)のように、スキを生じさせるためのアクションの存在がめちゃくちゃ重要なんだなって実感させられました。

そういった意味では、子どもと遊ぶにはまだこのくらいが良いのかもしれないけど、大人同士がワイワイ盛り上がるには、このゲームでは物足りません。散々パクリパクリと言われていますが、「ゾン噛ま PARTY!! ~ゾンビにかまれて~」がめっちゃ優秀。まぁ、「揃ったら伏せる」というメインシステムをして換骨奪胎というかどうかは置いといて、「ゾン噛ま〜」は山札から引いたり、プレイしたり、特殊カードを出したりして、いわゆる視線と注意をそらす工夫が満載。

「気づいたらみんな伏せてた」みたいなことも結構あって、断然「ゾン噛ま〜」のがオススメ!


というわけで、小さい子どもと遊びたいなら「そっとおやすみ」(それでも小学生くらいになると物足りないでしょう)、大きいお友達とワイワイ楽しみたいなら「ゾン噛ま〜」。どちらとも遊ぶ機会があるのなら、どちらもマストバイ。どちらか片方しか機会がないなら、どちらかをマストバイです。

個人的には「ゾン噛ま PARTY!! ~ゾンビにかまれて~」を遊び尽くすつもり!!!


関連レビュー:
いかさまモス(Mogel Motte)(いかさまゴキブリ):今世紀サイコーのパーティゲーム!


↑「ゾン噛ま PARTY!! ~ゾンビにかまれて~」を買うなら拡張も必ず買いましょう。特殊カードが一気に増えて楽しくなります。

タグ: 軽量級  家族で  カードゲーム 

【 ジャングリラ(Junglila) 】

【基本概要】
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:45分


オカズブランドの昨年秋ゲームマーケットの作品。

ダイスを振って出た目の資源を確保しつつ、特殊能力カードを獲得し、すごろくするゲーム。すごろくとはいえ、ゴールしたら勝利ではなく、特典として手番が来るたびに財宝カード=勝利点を獲得できるのが特徴。ですから、すごろくというよりは、カードを獲得して特殊能力を強化してゆくレースゲーム、という方が近いですかね。

ダイスゲームと聞くと手軽にできそうな感じがするけど、どの特殊能力カードを購入しようか考えたり、資源管理をしたり、競争したり、戦略的にも先行逃げ切りで財宝カードを手にするか、じっくりとカードを集めていくかの選択肢もあり、考えることは結構多く、プレイ時間は意外とかかります。

しかし特殊能力である程度コントロールできるとは言え、ダイス運に結構左右される部分も強いので、プレイ時間の割に消化不良感が残る。ダイスを使ってるけど、ダイスの出目で一喜一憂したり、大盛り上がりしたりする感じもないです。このプレイ感は、「王への請願」をモチーフにしたんだろうな、と気づくくらいのもの。

まぁつまり、何が言いたいかというと、悲喜こもごものドラマを見せてくれるダイスロールというメカニズムが、このゲームシステムではあんまり活かされていないように感じました。プレイ時間的にも。ツキに見放されたら離される一方のような気が……? で、結局手軽なの? 手軽じゃないの?と問われると、ちょっと考えてしまう。

正直、つまらなくはないけど、飛び抜けて光るものがあるわけではない佳作かな。同じプレイ時間なら、このゲームほど運に左右されない、もうちょっとしっかり考えどころのあるゲームをプレイすると思います。

タグ: 2人でも  ダイス  中量級 

【 カヤナック(Kayanak) 】
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【基本概要】
プレイ人数:2〜4人
プレイ時間:20分

ハバ社の体感型ゲームの傑作。氷原に釣り穴をあけて魚を釣ろう!というゲーム。

箱そのものをゲーム盤として使います。ボードが重ね蓋になっていて、箱の中に魚に見立てた鉄球をばら撒きます。そしてA4用紙を氷に見立てて穴の空いた氷原ボードに挟み込みます。すると、氷の下で魚が泳ぐ氷原の完成! この氷原にピッケルで穴を空ける=A4用紙をぶち抜いて、マグネットのついた釣り竿で魚=鉄球を釣り上げるわけです。

テーマや見た目からして、子ども向け! ダイスを使った移動や邪魔のしあいはありますが、深いゲーム性はありませんし、若干の蛇足感が漂うスパイス程度。しかし、絶大なる体感蝕が子どもと大人を魅了すること間違いなし!

穴を開けた時の「ギュポッ」という音と感触が心地よい! さらには魚が引っかかった時の「カチッ」と伝わってくる感触も快感すぎる!!

このふたつの体感がこのゲームの肝。親御さんには、ぜひこの感触とごっこ遊びでお子さんのイマジネーションを育てて頂きたいですね! 何れにしても、一連の行動が繋がっていてストーリー的に非常にわかりやすく、まさに知育玩具的意味合いをもつボードゲームであり、ハバ社の傑作と言えます。

アナログゲームに疎い日本の親御さんには、ぜひ触れて衝撃を受けてもらいたいタイトルです。新版が流通していますので、ぜひ体感してみてください。

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↑ボードの下に見えるのはいわき市内のチラシ笑 雰囲気まで楽しむなら、もったいなくても白いコピー用紙を使いましょう^^;

ちなみに、僕はアレンジで付属の鉄球に加え、パチンコ玉をばらまいてます。パチンコ玉は結構な重量があり、釣り上げた時の満足感は非常に大きいです。その際には、小玉1点、中玉2点、パチンコ玉3点にしてます。得点幅が大きくなってゲームが大味になりそうだけど、そもそも子ども向けなので、感触第一で笑


↑現在流通しているものは新版。旧版は絶版のようです。ですが、旧版の方が箱絵もコマも好みです。

タグ: 家族で  軽量級  2人でも  アクション