どうも、僕です。

最近は「あんたみたいなインポ野郎死んじまえ」と嫁と息子が実家に帰ってしまいまして、一人独身生活を満喫しているところでございます。つってもほっつき歩いたりPS3したりする日々ですが……(ちなみに最近はバットマン:アーカムシティをプレイ中)。

そんな私、ゴールデンウィークは1回しかゲーム会をしておりません。悲しいかな。とりあえず、そのゲーム会でプレイしたワレス新作の推理ゲーム「P.I.」を紹介したいと思います。

【P.I.】
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【基本概要】
プレイ人数:2〜5人
プレイ時間:45〜60分(初回はインスト5分を見て。また論理ゲームが苦手な人がいる場合、長くなります)

「P.I.」はPrivate Investigator、つまり私立探偵のことです。プレイヤーは探偵となって(警察ではないというところがミソw)、自分の右隣のプレイヤーが持つ事件カードの中身を当てます。事件カードは、「犯人」、「事件」、「犯人の潜伏場所」の3種類。

手番になったらプレイヤーは、①ピンポイントで「このカードを持っているんじゃないか?」と確認するか、②探偵を区画に派遣して(探偵カウンター(使用回数が決まっている)を置いて)、その場所に置かれている3枚のタイルと同じカードを持っているかどうか、あるいは隣接する区画にあるかどうかを確認します。選んだ区画にある場合にはディスク、隣接する区画にある場合にはキューブが置かれ、それがヒントになります。真相が全て分かったら、③謎解きタイム。

やることは大変単純ですので、ルール自体は人を選びません。マスターマインドをボード上で平面的にやっている感じです。

【良いところ】
○ロジックメイン

マスターマインドはご存知でしょうか。出題者と解答者に分かれて、出題者が決めた4つの数字(あるいは色)配列を当てるゲームです。解答者が答えた数字(色)が、配置、数字ともに当たっていれば「ヒット」、数字が当たっていても配置が違う場合には「ブロー」として、そうした結果を元に解答者が正答を当てるゲームです。

これも同じです。他のプレイヤーが掲示した情報を元に、論理的に考えて行くゲームです。プレイにはアクセントとして運や勘の要素も入っていますが、勝つためには論理的思考がないといけません。マネジメントや心理戦でもなく、本当に「論理」がメインとなったゲーム。ミステリ好きにはたまりません。


○推理の雰囲気
与えられた情報を元に推理するゲームなので、何と言っても私立探偵という雰囲気がばっちり。ボードの絵柄もハードボイルドっぽく、デザインも捜査資料っぽくてテーマ再現に一役買っています。もうね、ミステリ好きにはたまりません。
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↑ちょっと暗めで、ハードボイルドで、大人な雰囲気の秀逸ボード。ただ推理する上では視認性がちょっと悪いような気がします。


【悪いところ】
×初手の情報がなく、勘に頼らざるを得ない

こうした推理ゲームには毎回言えることなのですが、とにかく初手の情報が少なすぎて、当てずっぽうに行くしかないのが難。致し方ないとはいえ。数回しかプレイしてないから豪語はできませんが、初手は得られる情報量の多い探偵カウンターを置くのが定石になっちゃうかも……。


×ボードの視認性が悪い……かも
これは個人的な意見ですが、ボードという平面から情報を得るのは、若干視認性が悪いかもしれません。そう言うと、「じゃあマスターマインドやってろよ」と言われるかも知れませんが……。視認性の悪さで頭がこんがらがって、情報の整理が追いつかないことがありました(疲れてたからかも?w)。


×得手/不得手がはっきりしている
これはもうどうしようもないです^^; 僕は論理ミステリ大好きで、元々理数系なのもあって(いわゆる理屈屋w)、得意なジャンルではあるのですが、そうでない方はプレイ自体苦痛かも……。苦手な人はどうやっても苦手でしょうね……。


×早抜けしたプレイヤーはやることがない
真相が先にわかっちゃうと、そのプレイヤーは他のプレイヤーの解答に答えるだけなので、ほとんどやることがありません。まぁ、その時はアドバイスでもしながら鼻をほじっててください。
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↑タイルに置かれるヒント(ディスク&キューブ)たち。確定情報、非確定情報が入り交じる中、いち早く真相にたどりつこうとプレイするのは、意外と緊張感もあります。

【総評】
「謎は全て解けた!」「真実はいつもひとつ」「以上、証明終了です」……、などなど、名台詞を言いながらプレイすると、気持ち的に盛り上がります。ただそれは事件をロジカルに解決できた人だけに許された特権。犯行を明らかにできていない状況では、そんな余裕はありませんw 複数人プレイだと、誰が先に真相にたどり着くかという“探偵同士の推理ゲーム”という様相を醸し出すので、まったく真相にたどり着けないと焦ります。その焦りがロジカル思考を邪魔します。

なので、向かない人にはとことん向かないゲームかと思います。そうした方はメモ必須でしょう。

逆に言えば、合う人にはとことん合います。

同様にミステリをテーマにしている「豚小屋(Saustall)」は、関係者の証言を操作して犯人を作り上げるゲームだったため、“推理”というよりも“捜査”の雰囲気が強いゲームでしたが、この「P.I.」はロジカル思考がまさに推理であると言えましょう。時にはヤマカンも必要だし、いつ探偵カウンターを使用するかというタイミングの見極めも重要。ワレス先生はミステリというものをよく分かっていらっしゃる(上から目線)。

僕のようにエラリー・クィーンや、「Q.E.D」のような論理ミステリが大好物な方には超絶オススメの一品です。

ひとつ言いたいことがあるとすれば、当てるべきカードの中身のうち、「事件」って……、事件内容も分かってないのに、いったい何を捜査しとるんじゃこの私立探偵はw




*画像は一部BGGより拝借
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