どうも、僕です。

しばらくショートレビューでお茶を濁してましたが、本格的なレビューも実施するよ! 今回は今や時代の寵児となったアレクサンダー・プフィスターの作品であるアフリカ大陸に企業進出するボードゲーム、「モンバサ(Mombasa)」をご紹介。要素てんこ盛りのまさに重量級と言えるゲームに仕上がっています。

【 モンバサ (Mombasa) 】
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【基本概要】
プレイ人数:2〜4人
プレイ時間:120〜150分
テーマ:植民地時代のアフリカ
こんな人にオススメ!:重いゲーム大好き、要素多めドンと来い、カードマネジメントが好き、陣取りが好き、アフリカ大好き、植民地は支配してなんぼ


どんなゲームかというと。植民地時代のアフリカで、アフリカ全土に貿易拠点を広げてガンガン資産を貯めていく、という。手札から3枚カードを選んでアクションを実行していくのですが、一度使用したカードは休息スロットというところに収まります。手番終了時にこのスロットのうちどれかひとつを選び、手札に戻すことになります。つまり、選ばなかったスロットにあるカードは手札に戻らないので、一度使ったカードはしばらく使用できないことになり、将来を見越して計画的にプレイしていくことになります。

他に植民地を広げていく陣取り要素があったり、ワーカープレイスメント要素があったりと、いろいろと要素は多いです。ただ、前述のカードを選んでプレイして回収するというのがメイン思考であり、プレイすると意外とシンプルなことがわかります。

とはいえ、4人プレイならどんなに早くても2時間は超える、まさにゲーマーズゲーム!
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↑カードをプレイしたら個人ボードの下に置く。上に置いてあるのが休息スロットで、手番終了時にどれかひとつのスロットからカードを回収できる。個人ボード上にあるのはダイアモンドトラックと帳簿トラックで、伸ばしていくと得点とかいろいろ良いことがあります。


【良いところ】
◯時間を忘れる濃密さ
このゲーム、要素が多くプレイ時間が長いことがプレイするのを躊躇わせてしまい、それが最大の欠点となっていますが、それを乗り越えてプレイを始めると、長時間プレイしているはずなのに、長期的な計画性と短期的な判断が絡み合って、さらにアクションの多岐や得点の多彩さが思考に深みを与え、あっという間に時間が過ぎていきます。気がつくと終盤で、時計は2時間も進んでいるという。この濃密さが最大の良さです。

◯ダウンタイムがあまりなくダレない
長時間ゲームは相手が手番をやっているとダウンタイムが長くなりがちですが、このゲームは最初にアクションを同時にプロットし、手番では基本的に、そこで計画したことを順次プレイしていくだけなので、ほとんどダウンタイムがありません。手番をプレイしたと思ったら、あっという間に次の手番がやってきますので、ダレない。これが濃密プレイ可能なひとつの理由かもしれません。
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↑カードは購入できます。いわゆるデッキ構築要素。盤面のアフリカ大陸には、子会社が拡大していきます。この子会社が広がれば広がるほど株の価値が上がり、その会社の株を持っていることによって、最終的な資金の多寡が決まります。


【悪いところ】
×要素が多すぎ
根幹のルールは非常にシンプルなくせに、要素が多すぎて理解するのが大変。本当に昨今のゲームが抱える問題点を優等生的に表出させたような作品。要素が多すぎることによって重ゲーになっていると言っても過言ではないでしょう。ものごっつおもしろいのに、この要素の多さが再戦をはばからせます。

×インスト大変すぎ
インストに30分かかります。長時間ゲームの常といえばそれまでですが、間違いなく要素の多さの弊害でしょう。


【総評】
何度も繰り返している通り、要素てんこ盛りの重量級ゲームです。しかし、ゲームとしては間違いなくおもしろい。それでも「傑作」「一級品」と言わないのは、あまりにも要素が多すぎるせいです。

要素が多いということは、インストする方もかなり気を使って説明しなきゃいけないし、聞く方も神経をとがらせて聞かなければいけません。そして理解しなければならない。とてもとても初心者に出せるゲームではありません。重ゲー入門編として中級者に出すゲームでもありません。明らかにゲーマーズゲームです。

しかし思考ポイントは多く、相手の状況によって判断を迫られる場面もたくさんあるため、要素の多さを乗り越えることさえできればガッツリと楽しめます。開始から終局まであっという間です。キングクリムゾンの能力で時間がぶっ飛ばされたんじゃないかと感じるくらい、2時間3時間が消え去ります。

むちゃくちゃ濃密で、ダレない。ゲーマーズゲームが好きな方同士でやるのなら、絶対にオススメのゲームです。


↑右が日本語版。言語依存はありませんけど、入手しやすく安いですから、重量級ゲームが好きな方は是非プレイしてみてください。
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タグ: 陣取り  カードマネジメント  重量級  デッキ構築  ワーカープレイスメント 

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